私の肌の色が測定できる「ZOZOGLASS」

遅ればせながらですが、先日「ZOZOGLASS」が届きました。

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ZOZOGLASSとは

ZOZOGLASSとは、眼鏡型のカラースケールを計測する器具をつけて、アプリで自分自身を撮影して、肌の色を計測してくれるもの。詳しい技術についてはよく分からないのですが、今回精度が高くて、とても感動したのでレビュー。

顔を撮影するだけ、計測がとても簡単!

技術的にはよく分からないのですが、Webサイトによると

ヘモグロビンとメラニンで、肌の色を計測。
実はすごいことなんです。

https://zozo.jp/zozoglass/

とのこと。計測方法も簡単で、ZOZOGLASSをかけて、顔を8方向に傾けるだけ。最初は顔の傾け具合に慣れないですが慣れれば簡単。メルカリの本人確認のフロー(顔写真と運転免許証を写して、送信する方式)に近いイメージです。

他社のアプリでも肌色診断をやったことがあるのですが、写真撮影+設問への回答方式で、正直どちらに回答したら良いのか分からない選択肢もあったりで、結構面倒だった記憶があります。しかし!!ZOZOGLASSはアプリでの撮影だけで、とっても簡単でした。ZOZOGLASSをかけている自身の姿や、ペット・赤ちゃんの姿をInstagramにあげているユーザーも多く、つい上げたくなるカラフルなデザインもうまいなぁと思いました。(ZOZOGLASSの表面上に塗布されている各色にも意味があるのだと思いますが)

精度の高さに驚き。普段使っているファンデーションがレコメンドされて、おすすめの色も近い!

そもそも私自身メイクは好きですが、アイシャドウやチークなどの色物の化粧品は直感で購入するタイプでした。手持ちのシャドウやチークは青み寄りのトーンのものばかり、服もブルーやネイビーなどが多く、黄みが強いベージュが似合わないタイプ。一応カラーコーディネーター検定 1級の資格も持っているので、ブルーベースだと自分では思っていたのですが、他社のアプリで診断すると何回やってもイエローベースと診断されていました。

が、、、!!!今回ZOZOGLASSで診断したら、ブルーベースと診断されて、今までのモヤモヤが吹き飛んで良かったです。

さらに驚きなのが、レコメンデーションで出てきたM·A·Cのファンデーションのおすすめカラーが実際に持っている色味に近かったんです。すごくないですか?私は実際に店頭で店員さんにトーンや色味を見てもらったので、ZOZOGLASSのおすすめカラーよりも一段明るい色味を購入したのですが、ニアミスレベルに驚きました。

色覚は老化とともに変化し、色の捉え方は人それぞれ。システムが判断する方が正確性は担保できるのでは

ファンデーションや化粧品で店頭で購入したのに失敗した…という方っていませんか?
私はあります。以前、某百貨店で自分が合いそうだなと思ったトーンよりも、かなり暗いトーンのファンデーションをBAさんに進められて、タッチアップし、中途半端な気持ちで購入してしまったんです。その翌朝メイクをしたら、やっぱりかなり暗くって…。「しまった…!やっぱり間違えた!」と気づいた苦い失敗談があります。ファンデーションって5,000〜7,000円くらいするから、そんなに安い買い物ではないんですよね…。その時のBAさんがお土地柄なのか、かなり高齢の方だったので、それが影響しているのでは、と当時思いました。

私は大学時代に色彩学の研究室で色の見え方について研究していたので、色覚は加齢で変化したり、そもそも若くても、一人ひとり見えている色が必ずしも同じではないことは理解していたのですが、改めてそのことを実感した出来事でした。学生時代に色彩感覚テスト(色相順に並べ替えるもの)を、学生みんなで受ける機会があったのですが、若い学生だと言っても全員が正しいするわけではなく、個人差がかなりあったように記憶しています。

合成タッチアップとZOZOGLASSがあれば、オンラインでのコスメ購入体験は向上していくのか

ECでコスメを売るためのツールとして、よく導入されていたのが、自分の顔写真を撮影し、その顔の目頭、眉毛、広角などの顔の特徴点を取得して、その輪郭に合わせて口紅などの色を上から重ねる機能でしょう。カメラアプリ「SODA」の簡易版のようなイメージですね。ただこの場合、肌色に対する周辺環境の影響を考慮していない場合も多く(特にブラウザ版だと)、結局手元に届いたら印象が違ったということも。今回のZOZOGLASSと合成タッチアップで相乗効果が発揮できれば、ECでコスメを買うことに抵抗感がある層や商品価格帯のものも売れるようになってくるのではないのでしょうか。

この記事を書いた人

Riliのアバター Rili プロダクトマネージャー

都内在住の30代女性・IT企業勤務。サービスを作ることが好きなリモートワーカー。「人生はグラデーション」を掲げ、自由な働き方と生きやすい社会を模索する日々を綴ります。

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