Glossierの「You Look Good Cap」が自己肯定感を高めてくれて可愛いけど、人気すぎてイベントに人が殺到

もはやD2Cブランド、DNVBの枠では括れなくなった化粧品ブランド「Glossier(グロッシアー)」。「a billion-dollar beauty brand」と称されるまで規模は拡大しました。

そんなGlossierが「You Look Good Cap」というベースボールキャップを現地時間5月23日から販売開始しました。私はコラボしているインフルエンサー aimeesong の投稿で認知しました。

その帽子はシンプルなデザインで、Glossierが創業された2014年からの合言葉である「You Look Good」を反転して、刺繍したもの。鏡や窓に写った自分を見たふとした瞬間や、セルフィーをしようとしているときに、自分が読めるように敢えて反転にしたそう。

公式ECサイトでは以下のように説明されています。

A wearable compliment.

Hey there, good looking (yes, you!). Say hello to a new way to top off your confidence. Our mantra, “You Look Good,” was born during Glossier’s launch in 2014. It was something we rarely heard or felt from the industry, and something we believe sincerely—that beauty is about being confident in your skin, wherever you are in your journey. The inverted tagline was intentionally designed to create little easter eggs of joy in everyday moments like walking past a mirror, or while creative-directing your own selfie session. It’s a nudge to slow down, celebrate your individuality, and remind yourself that you look good.

https://www.glossier.com/products/you-look-good-cap

「身に付けられる褒め言葉」「日常の小さな喜び」を与えるための意図でできたデザイン。ブランドメッセージを改めて想起させるとともに、帽子姿のセルフィーを撮りたくなってしまう仕掛けだなと思いました。自分の個性を讃え、自分は素敵であると自分に言い聞かせるための後押しになるのは良いことですが、ボディシェイミングやルッキズムなど外見至上主義が社会的に問題と認識されている昨今。コスメブランドが見た目が良いことを推奨すると、ともすると炎上しそうですが、下のInstagramの投稿を見ても分かるように、デザインもシンプルで、性別や年齢などさまざまな人が登場するのが印象的で、すべての人が「You Look Goodだよ」とポジティブなイメージが伝わってくるのではないでしょうか。あくまでもマインドへのアプローチというスタンスにした点が秀逸だなと思いました。

しかし、Instagramの投稿をざーっと見ていたら、一つだけコメントが多い投稿が。コメントを読んでみると、ワシントン・スクエア公園でキャップを配布するプロモーションを実施したようですが、想定よりも人が殺到してしまい大混乱に陥ってしまった様子。ニュース記事にはなっていなさそうですが、Twitterでも混乱の様子がアップロードされていました。人気が仇になってしまった形ですが、気になるプロモーションでした。

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この記事を書いた人

Riliのアバター Rili プロダクトマネージャー

都内在住の30代女性・IT企業勤務。サービスを作ることが好きなリモートワーカー。「人生はグラデーション」を掲げ、自由な働き方と生きやすい社会を模索する日々を綴ります。

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