米・小売企業のECサイトのテクノロジーへの投資予算は2024年も増加傾向

「Digital Commerce 360」という専門誌の調査で気になるレポートが公開されていましたので、この記事ではそれを紹介したいと思います。このレポートは「2024 Leading Vendors to the Top 1000 Retailers Report」というものです。その中では、多くの小売企業が顧客のショッピング体験を向上させ、ビジネスの成長を促進するために、チャットボット、AI、ARなどの最新テクノロジーを積極的に採用していることが明らかになっています。

レポートによれば、アメリカの小売企業の62.8%以上が2024年のECサイトへのテクノロジー投資を増やす計画を持っており、さらに22.9%は同じ水準で投資を継続する予定です。これに対して、わずか14.3%のみが投資を減らす予定だと報告されています。

投資を増やす理由としては、顧客を魅了し、ショッピング体験をよりパーソナライズし、サイトのパフォーマンスを向上させることが挙げられています。調査によれば、新規顧客獲得のために技術投資を増やしたいと考えている小売企業は40%以上いるとのことです。

この結果から、小売業におけるECの重要性と存在感がさらに高まり、積極的な投資が行われていることがわかります。ECサイトは売上やCVRの向上だけでなく、マーケティングやセキュリティ対策、フルフィルメントシステムとの連携など、さまざまな要素に対応する必要があります。ECサイトへの投資増加の傾向は、年々広がりを持つECサイトが対応しなければならない領域の拡大を示しています。そして、AIが話題になった2023年。2024年にはAIは消費者にとってより身近なサービスとして登場し、接触する機会も増えてくるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

Riliのアバター Rili プロダクトマネージャー

都内在住の30代女性・IT企業勤務。サービスを作ることが好きなリモートワーカー。「人生はグラデーション」を掲げ、自由な働き方と生きやすい社会を模索する日々を綴ります。

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