「REVOLVE」ミレニアル、Z世代向けの次世代ファッションリテイル

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REVOLVE(リボルブ)とは

こんにちは!REVOLE(リボルブ)というアパレルブランドの名前を聞いたことはありますか?私は名前自体は聞いたことがあるのですが、実際に購入したりしたことはありません。

先日植野有砂さんのYouTubeチャンネルでコーチェラへ行くVlogを見て、その動画の中でミレニアル世代やZ世代への影響力の強さを知ったので、REVOLVEのブランディングやマーケティングについて調べてみました。

こちらが植野有砂さんのVlogです。

REVOLVEは​ミレニアル・Z世代を対象とした次世代ファッションリテーラー!

前述した動画の中でアメリカのECサイト「REVOLVE」のブースが紹介されているのですが、植野有砂さん曰く「Z世代に人気のECサイトで、インフルエンサーであれば誰もが買い物をしたことがある。有名なインフルエンサーが多く足を運ぶので、コーチェラに来たらREVOLVEのブースに絶対に顔を出すべし」と言っておりました。確かに、REVOLVEのサイトを見てると、水着や露出の高いナイトアウト向けのデザインの洋服など、多種多様なオケージョンに対応するために作られたトレンド感満載の洋服がずらりと並んでいます。日本で日常的な洋服として着るには少し露出度が高いかなと洋服たちが並んでいます。

日本のREVOLVEのECサイト
REVOLVEのInstagramアカウント

意外にもREVOLVEを創業したのはエンジニア?!インフルエンサーマーケティングで急成長

もともとREVOLVEは意外にもエンジニアが起業した企業。Michael Mente氏(マイケル・メンテ)とMike Karanikolas氏(マイク・カラニコラス)の二人のエンジニアが2003年に創業しました。そのため、アパレルが苦手とされていたテクノロジーやデータ分析といった領域に強みに成長してきた企業で、2018年には新規上場を果たしています。
テクノロジー領域以外にもソーシャルメディアを活用したコミュニティ創出にも注力しており、2014年からインフルエンサーと一緒に旅をして撮影する #RevolveAroundTheWorld を開始。「RevolveAroundTheWorld」では、インフルエンサーとして絶大な人気を誇るChiara Ferragniや Sincerely Julesなどを起用しており、ブラドイメージ×インフルエンサー×旅というInstagramというメディアに適した手法を展開しました。また、コーチェラでの「RevolveAwards」や「RevolveFestival」といったインフルエンサーが主導のプログラムやイベントまでに発展しています。EVOLVEと言えばインフルエンサーマーケティングと言われるほど、インフルエンサーの力を借りて戦略的に成長してきました。
最近ではインフルエンサーのためだけでなく、ブランドやデザイナーのためにもそのプラットフォームを存在することを想起してもらうために、2021年に開催されたニューヨークファッションウィークで「RevolveGallery」というギャラリーを出展するなど、新しい取り組みも実践しています。

RevolveFestival

RevolveGallery

一瞬の魅力だけではなく、永続的な価値を提供

コロナ禍で急速に進んだデジタル化によって、世界的にECの利用率が上がっています。アメリカ合衆国国勢調査局の報告によると、アメリカのECは2020年で前年比11%増加するとあります。今後コロナが収束するにつれて、売上を落とさずに維持できるのでしょうか。マッキンゼーのレポート「State of Fashion Technology Report 2022」には、今後ファッション業界で重要となるテクノロジーのテーマを5つ掲げています。

  1. メタバースリアリティチェック(Metaverse reality check)
  2. ハイパーパーソナライゼーション(Hyperpersonalization)
  3. コネクテッドストア(Connected stores)
  4. エンドツーエンドのアップグレード(End-to-end upgrade)
  5. トレーサビリティファースト(Traceability first)

引用:https://www.mckinsey.com/industries/retail/our-insights/state-of-fashion-technology-report-2022

REVOLVEを例にとって見ると、最近はインフルエンサーマーケティングだけでなく、ダイバーシティやインクルージョン、持続可能性と二酸化炭素排出量を削減する取り組みを重要視しています。消費者は、ただ単純に商品や表面的な商品情報やコーディネートなどを見て買うか買わないかの判断をするのではなく、「その商品の背景にある環境問題は?」「ダイバーシティか否かどうか」といったそのブランド・企業が将来を見据えた価値基準をもっているかどうかも重視する傾向が強くなっていると感じます。ファッション性やトレンド性がとても高いREVOLVEは現在地球規模で抱えている環境問題などにどう対応していくのでしょうか。エンジニア2人が始めたREVOLVEだからこそテクノロジーで解決できるファッションの課題があると期待し、今後もウォッチしていきたいと思います。

この記事を書いた人

Riliのアバター Rili プロダクトマネージャー

都内在住の30代女性・IT企業勤務。サービスを作ることが好きなリモートワーカー。「人生はグラデーション」を掲げ、自由な働き方と生きやすい社会を模索する日々を綴ります。

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