AIが自動でアップデート!Webアクセシビリティツール「UserWay」が良さそう

Webアクセシビリティについてこちらの記事で触れましたが、マーケティングやセキュリティ対策、多くの領域を対応しないといけないし、Webアクセシビリティまで対応するのは大変…とお思いの方も多いのではないのでしょうか。多くの労力を要するWebアクセシビリティ対応を支援するサービスがあり、その一つである「UserWay」をご紹介します。

目次

UserWayとは?

UserWayはWebアクセシビリティを向上させるソリューションがいくつか存在します。その中で最もポピュラーなのが「アクセシビリティ ウィジェット」です。このウィジェットは、視覚や聴覚の障害を持つユーザーがWebサイトを簡単にナビゲートし、情報を理解し、インタラクティブな機能を使用できるようにするための各種機能を提供しています。例えば、文字サイズを大きくしたり、コントラストを高めたり、テキストを音声で読み上げたりすることが可能です。このように、UserWayのアクセシビリティ ウィジェットは、すべての人々がWebサイトの情報を容易にアクセスできるようにするための重要な役割を果たしています。UserWayは、国際連合人口基金(UNFPA)富士通株式会社のコーポレートサイトなど、多くの企業で採用されており、私はアパレルブランドの「Natori」のサイトで偶然見つけました。3つのサイトすべてでアクセシビリティ ウィジェットが確認できるので、Webアクセシビリティ対応にピンと来ていない方は実際にサイトを見てみると、直感的に理解できるので、ぜひ見てみてください。もちろんUserWayのサイトでもウィジェットが表示されます。

UserWayの機能

UserWayには、多くの機能があります。例えば、Webサイトにアクセスしやすくするために、文字の色を変更する機能や、コントラストを調整する機能があります。また、拡大鏡機能によって、より細かい文字を読むことができます。さらに、読み上げ機能や音声認識機能もあり、視覚的な障害を持つ方々にも快適にWebサイトを閲覧できます。

UserWayの実装方法・料金プラン

UserWayを利用するには、まずWebサイトにJavaScriptのタグを設置するだけです。事業者が自らWebサイトのWebアクセシビリティ最適化を実装するとなると、要件定義やUI作成、開発など期間や費用が多く発生しますが、UserWayはAIが搭載されており、自動で実装・改善もしてくれるそうです。従量課金制で自動でアップデートしてくれるので、コストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。

UserWayの導入メリット

より多くの人がWebサイトにアクセスすることができるため、ユーザー層が広がる可能性があります。また、アクセシビリティに配慮していることによって、企業の社会的責任を果たそうとしている姿勢を世の中に伝えることができ、結果、ビジネスの評判を上げることにも繋がるのではないのでしょうか。

まとめ

Webアクセシビリティは、全てのユーザーがウェブサイトの情報に容易にアクセスできることを実現するための重要な要素であり、その実現を助けるツールとしてUserWayは有効な手段ではないでしょうか。UserWayの機能は多岐にわたり、視覚や聴覚の障害をもつユーザーでもWebサイトを快適に利用できるよう配慮されています。また、導入に当たってはJavaScriptのタグを設置するだけと手軽で、AIによる自動実装・改善も特徴的です。UserWayを利用することで、ウェブサイトのアクセシビリティを向上させるだけでなく、より広いユーザー群へのアクセスを可能にし、企業の社会的責任を果たすことができます。

この記事を書いた人

Riliのアバター Rili プロダクトマネージャー

都内在住の30代女性・IT企業勤務。サービスを作ることが好きなリモートワーカー。「人生はグラデーション」を掲げ、自由な働き方と生きやすい社会を模索する日々を綴ります。

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